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十勝で生乳集荷始まる

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 十勝管内が地震による停電から復旧した8日、乳業メーカーの工場が相次ぎ操業を再開。生乳の受け入れも始まり、搾乳しても出荷できない状態が続いていた地元の酪農家にも、ひとまずの安堵(あんど)感が広がった。

 停電により管内の工場稼働をストップしていた各社によると、明治の本別工場と十勝工場、雪印メグミルク大樹工場、浦幌乳業の工場はいずれも同日に操業を再開し、夕方までに生乳の受け入れを始めた。よつ葉乳業の十勝主管工場は停電以降、自家発電で操業を続けている。

 雪印メグミルクによるとタンクの空きが少なく受け入れは限定的だが、井上剛彦工場長は「とにかく酪農家の生乳廃棄を避けたかった。タンクが空き次第、量を拡大する」と話した。

 明治十勝工場に出荷している幕別町の酪農業藤原広さん(42)は、停電前に搾った生乳を発電機で冷却していたが集荷されず、7日に4トン分を廃棄していた。藤原さんは「電気がついて一安心、出荷が始まってさらにほっとした。これでもう捨てなくていい」。ただ乳房炎の兆候が見られる牛も数頭いると言い、「丸1日搾乳できなかったストレスがかかっている。ひどくならないといいが」と心配そうに話した。

 一方、家畜飼料を製造する広尾町の「とかち飼料」の工場や、ホクレンくみあい飼料の十勝工場(士幌)も8日午前に製造を再開。とかち飼料の杉元勝則社長は「酪農家が一番心配しており、フル操業で対応したい」と話した。(大能伸悟、長谷川史子)

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