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道内停電99・3%復旧 1割程度の節電呼び掛け

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 北海道電力は8日、胆振東部地震により道内全域で発生した停電が、午前8時現在で全体の99・3%に当たる293万100戸で解消したと発表した。道内は同日中に最大360万キロワット程度の供給力を確保できる見通しだが、平日のピーク時の電力需要には足りない。週明けの電力不足に備えて一部地域で電力供給を止める計画停電の準備を進める一方、平常時より1割程度の節電を呼びかける。

 北電は7日夜、伊達火力発電所2号機(35万キロワット)を稼働させたほか、8日午前0~2時ごろに道内と本州を結ぶ海底ケーブル「北本連系線」を通じ60万キロワットを受け入れた。胆振管内むかわ町など被災地を中心に約1万9600戸は停電が続いており、復旧に全力を挙げる。

 北海道ガスは8日午前10時、10月の営業運転開始に向けて準備中だった石狩湾新港のLNG(液化天然ガス)火力発電所(7万5千キロワット)を稼働し、北電に電気を送り始めた。営業運転前の発電所を稼働するのは異例だ。日本製紙は釧路工場の発電設備(8万キロワット)を稼働して北電に電力を供給しているほか、王子製紙も苫小牧工場などの発電設備から送電を行っている。

 経済産業省によると、道内の供給力は8日午前6時現在で320万キロワット程度に増えており、同日中に最大360万キロワット程度に達する見込み。同省は8、9日の電力需要は満たせると見込んでいるが、企業活動の本格化によって需要が約380万キロワットに増える10日以降、電力不足に陥る可能性があるという。節電で電力が足りる状況になれば計画停電は実施しない。

 安倍晋三首相は8日午前の関係閣僚会議で、「電力復旧に伴い道内のガソリンスタンドは8日中に全体の8割が開業する」との見通しを示し、「引き続き綱渡りの電力供給が続いている。住民には最大限の節電へのご協力をお願いする」と呼びかけた。

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