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生乳廃棄1万トン超も 過去最大 工場停止、冷却できず

 北海道胆振東部地震による大規模停電の影響で、道内の酪農家が大量の生乳を廃棄せざるを得ない状況に追い込まれている。品質保持のための冷却装置が使えなくなった上、乳業工場の大半が操業できなくなり、生乳の受け入れを見合わせているためで、関係者の間では、廃棄量は過去に例のない規模になるとの見方が強まっている。

 乳牛38頭を飼育する十勝管内幕別町の酪農業尾藤敏之さん(63)は7日、冷却機能を失ったタンクの中の生乳800リットルをホースで流して廃棄した。契約する乳業工場が稼働していないため、出荷もできなかった。停電は7日未明に復旧したが、尾藤さんは「工場が受け入れてくれなければ、また廃棄することになる」と不安げに語った。

 根室管内別海町で乳牛120頭を飼育する60代の酪農家は自家発電機を使い通常通り搾乳を行ったが、乳業メーカーの集荷がなく、5日夜と6日朝に搾った3・5トンを廃棄。「吹雪などで半日程度の停電はあったが、ここまで長いのは初めて」と肩を落とした。

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