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釧根、復旧徐々に 胆振東部地震 半数世帯で停電解消 銭湯再開、笑顔広がる

 北海道胆振東部地震で6日未明から全戸停電に陥っていた釧路・根室管内は6日夜、釧路市内の一部などで停電が解消され始めた。市民生活は平常に戻りつつあるものの停電は完全に解消されておらず、スーパーが混雑し、ガソリンスタンドでは列ができるなど影響は続いている。

 北電釧路支店によると、同支店が管轄する釧路・根室管内約19万世帯のうち、7日午後3時現在、約5割の世帯で電力が復旧した。全世帯復旧のめどは立っていない。医療機関などを優先しているため、同じ地域でも電気が来ない場合もあるという。

 6日午後8時前には釧路市中心部の一部で約17時間ぶりに復旧した。釧路市浪花町の無職加藤末子さん(67)は「ろうそくをともして過ごしていた。1人暮らしなのでずっと不安だったけど、これで少し安心できる」と話した。

 2日ぶりに営業した温泉施設の大喜湯昭和店(釧路市昭和中央5)は7日、通常の3倍の利用客で混雑した。釧路市美原の高校2年、高森一茶さん(17)は「きのうは水のシャワーで我慢した。温かいお風呂に入れて気持ち良かったです」と笑顔を浮かべた。

 スーパーなどでは食料品を確保しようと朝から市民で混雑する店も多い。

 スーパーヒロセ睦店(釧路町睦3)では7日朝の時点でも停電が続き、この日は駐車場に商品を並べて販売した。店内の在庫のうち肉や魚などを格安で販売した。厚岸町から買い物に訪れた女性(46)は「昨日は水を買うだけで2時間かかったので、じっくり買い物ができてうれしい」と品定めしていた。

 通常営業ができても、商品不足の場合もある。ケーズデンキ根室店(西浜町8)で7日朝から並んだ根室市の男性(83)は「単1電池が売り切れていた。でもこういう状況だから仕方ない」と話した。

 ガソリンスタンドの混雑は緩和しつつある。釧路市の国道沿いにある釧路アポロ石油(宝町)では、6日に約50台の車の列ができたが、7日は10台ほどに減った。根室市の「ナオエー石油」の西浜給油所(西浜町3)は6日以降、パトカーなどの緊急車両や乗用車700台以上に給油した。7日も1台につき20リットルの制限で給油。魚谷直世社長は「6日より落ち着いた感じだが、ガソリンがなかなか入荷できず困っている」と話した。

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