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道内暴風、家屋損壊相次ぐ 台風21号 倶知安で風速42メートル

 北海道付近を通過した台風21号の影響で道内は5日、大荒れとなった。明け方にかけて暴風が吹き、後志管内倶知安町で最大瞬間風速42・4メートルを観測。家屋の損壊や電柱などが倒れる被害が相次ぎ、北広島、旭川、函館の3市で計4人がけがをした。道内では一時、約8万7千戸が停電。JR北海道は午前中の札幌駅発着の全便が運休するなど交通網も大きく乱れた。台風は午前9時ごろ、サハリン付近で温帯低気圧に変わったが、6日にかけても風が強く波が高い状態が続くため、札幌管区気象台は注意を呼び掛けている。

 気象台によると、5日の各地の最大瞬間風速は岩見沢市で37・6メートル、伊達市で35・1メートルなど。オホーツク管内遠軽町白滝の35・8メートルなど22地点で観測史上最大を記録した。札幌市は32・8メートルだった。雨も強く、伊達市大滝区では、午前9時までの24時間降水量が126・5ミリを観測した。

 道によると、午前10時現在で、住宅の屋根が風で剥がれるなどの建物の損壊が札幌市や小樽市など21市町で計101件発生した。4日午後から5日午前9時にかけて道内では函館市など計30市町村で123カ所の避難所が開設され、最大230人が避難した。

 道警によると、北広島市栄町2の市道では5日午前2時40分ごろ、倒木の撤去作業をしていた同市の男性職員2人が、強風で倒れた別の樹木1本と接触。2人は歯を折るなどのけがをして、病院に搬送された。また、旭川市では午前7時半ごろ、同市1の7の平和通買物公園を通学中の女子高校生(17)が、ビルの照明カバーとみられる落下物が頭に当たり、けがをした。函館市でも60代女性が強風にあおられて転倒し、右膝を打つ軽傷を負った。

 北電によると、午後0時半現在、石狩、空知、胆振管内を中心に道内で約2万8160戸が停電している。道教委によると、小中高校など200校が臨時休校した。

 交通網も混乱し、JR北海道によると、上川管内などの一部を除いて全道の在来線の大部分が午前中の運行を見合わせた。午前11時35分現在、特急79本、快速エアポート65本を含む568本が運休。国土交通省新千歳空港事務所によると、正午現在、新千歳空港発着の計36便が欠航した。

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