PR
PR

夏の風物詩 牧草ロール

[PR]

 広々とした牧草地に点々と転がるロールケーキのような「牧草ロール」。黒いビニールに包まれたものもあります。これまでのタワー(塔型)サイロに代わる酪農地帯の夏の風物詩です。

 牧草ロール1個の直径は約1.5メートル、重さは約350キロもあります。牧草の水分は80%もあり、このままでは腐るので乾燥させて乾草として保存するか、サイレージにします。最近は、牧草の刈り取りから、巻き取り、ラッピングまで全て機械化されています。

 とくに見ていて面白いのはロールベイラーという機械です。トラクターの後部に付けたボックス型の機械の中に刈り取った牧草を集めて、のり巻きのように巻き固めていきます。ある程度の大きさになると後部が開き、卵が生まれるようにロール状の牧草がゴロンと転がり出てきます。

 このロールを黒やしま模様のビニールでラッピングしたものがロールベールラップサイロで、タワーサイロよりも費用が安く、扱いやすい利点があります。質の良い乾草やサイレージなど粗飼料は牛の生産性に直結する大事な主食です。

 牧草の刈り取りは道内では2~3回ですが、天候に左右され、今年のように初夏に長雨が続くと牧草の収量や品質に大きく影響します。私たちの主食のお米も同じですね。(獣医学博士 石川濶)

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る