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<奨学金のいま 司法の現場から>下 利用離れ 低所得者の訴え門前払い

 「原告の訴えを却下する」。札幌地裁の法廷に5月、日本学生支援機構(横浜)の勝訴を告げる裁判長の声が響くと、原告側代理人の西博和弁護士(札幌)は表情を曇らせた。「お金のない奨学生は機構の言いなりになるしかないのか」

■不服申立認めず

 原告は札幌市の30代のアルバイト男性。2005年4月に道内の大学に入学した際、奨学金150万円を借りた。2年後に退学した後は非正規の職を転々とし、16年10月、機構から債権差押通告を受けた。男性は翌月、低所得を理由に返済猶予を申請。だが、結果は「不承認」に。「保証人がいない」との理由だった。

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