北海道で働こう応援会議

6 中小企業の志望動機に悩む就活生の真実(下) 石渡嶺司

 正確に言えば「志望動機を重視する」「志望動機を重視はしないが履歴書の志望動機欄は何か書いてほしい」の両者が混在している状況です。前者は経営者層を中心として「入社する以上は企業の経営理念などを理解したうえで入社してほしい」という発想によるものです。後者は、志望動機があまり意味ない、と考えているのですが、一方でエントリーシートに移行する余裕もないため履歴書利用を続けているだけです。

 後者を取る企業の中には東京・大阪の大企業と同じく、志望動機を実は軽視しています。そうとは知らない学生は志望動機をどう書くか苦しみ、人によっては志望すらやめてしまいます。
 
 では、学生はこの中小企業の志望動機、どう書けばいいでしょうか。
考え方としては、合同説明会の話や経営理念に寄せるか、自己PRを混ぜるか、どちらかです。

 前者は合同説明会でいいな、と思った点を並べたうえで企業理念に共感した、というまとめ方です。こうした書き方を下策とするマニュアル本もあります。私もうまいまとめ方とは思いません。が、中小企業の場合、そこまでライバルは多くありません。どの学生も似たり寄ったりの内容になりやすい志望動機であれば、合同説明会の話・企業理念でまとめていくのは一法、と考えます。

 後者の自己PRを混ぜる志望動機は、企業についてはあまり書きません。どちらかと言えば自己PRが中心となるまとめ方です。「私の強みは~です。学生時代は~」など、PRポイントとその補強材料(学生時代か高校以前の話)を書いていきます。そのうえで、「私の強みは貴社でも発揮できると考えて志望しました」と企業の話が一切出ない書き方も可能。

 とは言え、志望動機で企業の話を一切書かないのも不安でしょう。そこで、ここでも企業理念などを入れていくのです。

 「貴社の経営理念には~というものがあります。特に~という部分は私がこれまでにこだわってきたことと通じるものがあります。私の強みが貴社の~部門でも生かせると考えて志望しました」

 経営理念でなくてもその企業の概要でも合同説明会の話でも何でも可。ともかく企業の話を混ぜれば、自己PR中心ながら企業のこともつなげている志望動機の出来上がりです。これ、企業の大小を問わず使えるまとめ方で学生にはよく勧めています。実際、こういう書き方を学生に指導して数年経ちますが、これで落ちた、という話は聞きません。

 まあ、この「志望動機」の扱いについては本来なら企業の側が検討すべき事項です。特に採用がうまく行かない、と嘆く中小企業は、この「志望動機」の扱いを変えるべきでしょう。変える、と言っても履歴書からエントリーシートに移行するなど手間のかかる話ではありません。

 合同説明会での説明、あるいは採用の募集要項に「志望動機廃止宣言」を出すだけです。すなわち、「弊社は志望動機廃止を宣言しました。そのため、履歴書の志望動機欄は空欄にしてください」と一言、添えるだけ。

 それで、学生は救われて志望者も増えるでしょう。それでいて、特にお金がかかるわけでもありません。中小企業の経営者・採用担当者の方、ぜひご検討を。

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