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対北朝鮮再び圧力か 米国防長官、米韓演習の再開示唆 非核化停滞にいらだち

 【ワシントン平畑功一、ソウル幸坂浩】マティス米国防長官は28日、国防総省で記者会見し、米韓合同軍事演習について「現時点で新たに中止する予定はない」と表明した。トランプ大統領は6月の米朝首脳会談の直後、対話が続く間は米韓合同演習を中止すると表明し「米朝融和」を最重視する考えを示していた。米政府は北朝鮮との非核化交渉の停滞にいら立ちを募らせており、今後の北朝鮮の動向次第では軍事的な威嚇も含めた圧力路線に回帰する可能性もある。

 トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談で「朝鮮半島の完全な非核化」に合意したことを受け、「米韓の演習は挑発的だ」として中止を表明。これを受け米韓両政府は、8月に予定していた定例の合同指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」のほか、さらに二つの海兵隊演習の中止を決めた。

 マティス氏は記者会見で、トランプ氏の指示を受けて北朝鮮に対する「善意」として複数の演習中止を決めたが「それ以外は決めていない」と強調。来年の演習については非核化交渉の推移を見ながら方針を決めるとして、北朝鮮に具体的な行動を促した。今後は、例年春に行われる年間最大規模の野外機動訓練「フォールイーグル」と指揮所演習「キー・リゾルブ」を実施するかが焦点になる。

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