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北都プロレス 東京で意地見せる 9月1日に大会

 空前のプロレスブームが到来している。国内最大の団体「新日本プロレス」は今年7月期の売上高が約49億円の見通しで、過去最高という。華やかなスター選手がリングをにぎわせ、かつては男性ばかりだった客席をプロレス好きの女性たち「プ女子」が埋める。そんな中で北海道を拠点とする北都プロレスが9月1日、東京大会を決行する。ブームを追い風にした地方のインディーズ団体の東京進出ではないという。「弱小団体の意地を東京で見せたいんです」

 「いつも固定客が多いから、プロレスブームの実感はないなあ」。北都プロレス代表でレフェリーのクレイン中條さん(68)は豪快に笑う。

 2004年に札幌で旗揚げ。「北海道をプロレスで元気にする」がモットーだ。各地の商工会や農漁協の青年部などが主催者となり、これまで道内115市町村で興行した。道の駅に商店街の空き店舗、中心街の路上など地域のあらゆる場所が会場だ。レスラーとお客さんとの距離が近く、リングと客席の掛け合いで笑いが生まれるなどアットホームな空気感が売り。だから、客層は高齢者から子どもたちまで幅広い。

 年間30~40大会を開催。道外の他団体のエース級を招待するため、実戦経験を豊富に積んだ釧路市出身の池田昌樹選手(33)や札幌市出身の河原成幸選手(25)といった生え抜きが力を付け、看板レスラーに育った。リングには実力とユーモアが同居する。

 ショーアップされた新日本がロックフェスティバルだとしたら、北都プロレスは演歌のコンサートのような味わいだ。中條さんは化粧品販売の営業をしながら団体を立ち上げ、池田選手はラーメン屋、河原選手は警備会社で働きながらリングに上がる。演歌の世界を地で行くような人生であり、実際に3月には帯広市で演歌ショーとのコラボレーション興行も行った。

 そんな地域に根を張る団体の東京大会は今回が4度目。きっかけは、海外や国内の有名団体を渡り歩いた実力派のベテラン、リッキー・フジ選手(KAIENTAI DOJO所属)の言葉だった。フジ選手が5年ほど前に北都プロレスに参戦した際、「(客席と一体となる)こんなスタイルは他にないし、道内だけではもったいない」と道外試合を勧めた。

 2013、16、17年の過去3回の東京大会はいずれも200~300人の観衆でほぼ満員。中條さんは言う。「客層もプロレス通のファンが多い。厳しい目がリングに注がれるので、選手の成長につながる」。基本に忠実で、凶器も使わず体のぶつけ合いを追究するスタイルは「昭和のプロレス」とファンから声を掛けられたこともあるという。

 「うちは弱小団体。その意地をリングで見せる。東京だからといって、よそ行きの試合はしない」と意気込む中條さん。ちなみに、東京大会の次戦は、9月6日のオホーツク管内美幌町。美幌神社例大祭の目玉として境内で行われる。「北都プロレスらしいでしょ」(中條さん)。

 9月1日の東京大会は高島平区民館(板橋区高島平3)で午後6時にゴング。メインは池田、河原の生え抜き両選手と仲川翔大、佐山駿介両選手(アスカプロジェクト所属)のタッグマッチ。北都プロレス名物のバトルロイヤルも行われる。入場料は前売り3500円(当日4千円)、高校生以下無料。前売り予約は、代表の中條さん(電)090・8636・6198へ。詳しくは北都プロレスのホームページへ。

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