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集まれ!十勝でホームステイした道外学生たち 農村インターン受け入れ 浦幌のNPO

 【浦幌】管内での高校生農村ホームステイの受け入れを行っている浦幌町のNPO法人「食の絆を育む会」(近江正隆理事長)は本年度から、高校時代にホームステイを経験した道外の大学生を対象に、農村インターンシップ(就業体験)事業を始める。地域が抱える課題を学生が見いだして解決策を提案・実践する内容としたい考えで、9月に清水町で1回目の大学生を受け入れる予定だ。

 ホームステイ経験者対象のインターン事業は昨年、管内の市町村や農業関係団体などでつくる「とかち農村ホームステイ新事業創出検討会議」が実証事業を実施。ホームステイを通じて十勝に愛着を持った大学生の移住促進を狙ったものだが、最終的に移住の受け入れ態勢などの課題が浮上した。そこで、高校生受け入れを手がける同法人が事業化し、会員制交流サイト(SNS)の立ち上げやLINE活用による交流拡大を図ることにした。

 大学生には管内滞在中に農作業などをしてもらうほか、地域住民との交流などを通じて課題を見つけてもらい、実際に解決策を考えてもらう。最初のプログラムは2週間程度の滞在を想定。自治体や企業から「こういう課題解決に大学生の力を借りたい」といった事業提案も募集する。

 同法人は、管内約400戸の農林漁業者の協力で2010年から高校生の1泊2日のホームステイを手がけ、これまで大阪の高校生を中心に延べ1万7千人を受け入れた。

 この中から帯広畜産大に進学したり、管内に就職する生徒も現れた。近江理事長は「都会と十勝との絆をさらに強くし、地域の課題解決に協力することができる事業。ゆくゆくは移住促進に結びつけば」と話す。

 インターン事業の運営費捻出に向け、同法人は賛助会員の募集を始めた。個人会員は年会費5千円、法人会員は同5万円、特別賛助会員(団体)は同30万円。特別賛助会員はカレンダーや高校生向けのパンフなどで団体を紹介する。問い合わせは事務局(電)015・578・7955へ。(米林千晴)

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