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塩分過多 命の危険も

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 塩分のとり過ぎは、人でも動物でも高血圧の原因になります。ペットでは普通のペットフードを与えていればまず心配ありません。しかし、塩分はとり過ぎると高血圧どころか命に関わることもあるので注意しましょう。

 先月、米国フロリダ州で飼い主とともに海水浴を楽しんだラブラドールレトリバー犬が帰宅後、容体が急変し、2日後に死亡しました。死因は、水遊び中に海水を多量に飲んだ塩水中毒と診断されました。大変珍しい例ですが、家畜では牛、馬、羊、豚、鶏などで食塩中毒が報告がされています。犬では多量のしょうゆを飲んで急死した例があります。

 塩分は体に必要な栄養素ですが、多量にとると毒物に変わってしまいます。急激な食塩(ナトリウム)の摂取は全身の脱水を起こし、とくに脳神経の血管障害が命取りになります。動物の食塩の致死量は牛で1日量1.4~2.7キロ、馬で0.9~1.4キロですが、豚では100~250グラムと少量でも中毒を起こしやすく、子豚の食塩中毒は時折報告されています。

 犬では体重1キロ当たり4グラムが致死量といわれています。体重4キロの犬なら大さじ1杯分の食塩が危険量です。よく異物などを吐かせるために食塩を飲ませることが推奨されていますが、素人判断は危険です。(獣医学博士 石川濶)

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