PR
PR

音楽と人育んだ20年 ライジングサン・ロックフェス エゾロッカーの思い紹介

 【石狩湾新港】20年目の野外音楽祭「ライジングサン・ロックフェスティバル(RSR)」が10~12日に石狩湾新港で開かれた。RSR来場者は北海道にちなんで「エゾロッカー」と呼ばれ、今年は3日間で延べ約7万4千人が集まった。北海道新聞は期間中、夜通し演奏を楽しむロッカーたちを取材。20回目の節目に来場した20組にRSRへの思いを聞き、画用紙に書いてもらうなどして短文投稿サイト・ツイッターで会場から発信した。出会った人たちの一部を紙面で紹介する。

 「この3日間が私の遊びの集大成なんです」。初日に出会った釧路市の会社員太田絵里子さん(44)は1999年の初開催から毎年通う「皆勤賞」ロッカー。踊り、歌い、仲間と語らう。「私の宝物」と、来場者に配られる専用のリストバンド20年分を掲げた。

 RSRは新港の広大なエリアに3日間だけ現れる「音楽の街」だ。今年は端から端まで歩いて30分以上掛かる草地に大小七つのステージが設けられ、幅広い音楽ジャンルの約100組が出演。来場者は場内でキャンプしながらステージを満喫した。

 稚内市の小学6年坂口拓渡君(12)は「RSRは音楽の自由研究をやってる気分」と教えてくれた。新しい音楽に出合えるというのが、その理由。「見たいステージは最前列を狙う」と話し、ソロユニット(1人バンド)の「ハナレグミ」の演奏に聞きほれた。

 2日目は、ツイッターでつながった人たちに、インタビュー対象の推薦も呼びかけた。早速届いた「5年前、会場で結婚式を挙げた人がいます」という情報を頼りに、札幌市西区の柔道整復師吉村拓馬さん(30)、美希さん(31)夫妻にアプローチ。「ロックの神様に愛を誓った」という2人は「フェスが僕らの結婚記念日」と熱々だった。

 12日の夜明け。RSRはライジングサン(朝日)とともに幕を閉じる。空は雲に覆われ、午前4時半すぎの日の出は望めなかったが、その2時間後、来年の再会を誓って会場を後にするロッカーたちに朝日が注いだ。(渡辺愛梨)

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る