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新幹線延伸、トンネルから有害土砂120万立方メートル 処分地確保が課題

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 2030年度末開業が予定される北海道新幹線の札幌延伸工事で、札幌市内のトンネル工事の掘削で出る土砂230万立方メートルのうち、ヒ素など有害物質を含む「要対策土」は約半分の110万~120万立方メートルと見込まれることが、鉄道建設・運輸施設整備支援機構への取材で分かった。市内の要対策土の処分地は未定。30年冬季五輪開催を目指し、新幹線開業の前倒しを求める札幌市にとって、大量の要対策土の処分地確保が重要課題となっている。

 小樽―札幌間の札樽トンネル(全長26・2キロ)のうち、札幌市内は14・2キロ。機構は08~17年度に同区間でボーリングによる事前調査を実施。地質図と照らし、要対策土の総量を「半数程度」と算出した。実際には増減する可能性がある。

 機構は有害物質の種類などは明らかにしていないが、トンネルは旧手稲鉱山の下部を通るため、鉛などの重金属や自然由来のヒ素を含む可能性が高い。

 掘削土の処分地探しは原則、機構と自治体が行う。札幌市には現在、有害物質を含まない「無対策土」50万立方メートル分の処分地が1カ所あるだけ。要対策土の処分では粘土状などで覆うなどの環境対策がとられるが、処分地探しは周辺住民の反発で難航も予想される。

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