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港湾運送業の魅力PR 苫小牧の6社 高校生らに説明会

 北海道運輸局苫小牧海事事務所と苫小牧市の港湾運送事業者らでつくる北海道港運協会苫小牧支部は2日、東胆振地方の5校の高校生らを対象に、港湾運送業などの合同企業説明会を初めて開催した。苫小牧ではトラック運転手や荷役作業員の高齢化と人手不足があり、市内の6社が参加。現場見学などを通じて高校生に港湾運送業の魅力をアピールした。

 説明会では、ナラサキスタックス、北旺運輸、道栄荷役、苫小牧栗林運輸、苫小牧北倉港運、苫小牧埠頭の6社が、高校生5人と進路指導の担当教員4人に、業務内容を紹介。その後、参加者は苫小牧港西港区西ふ頭で苫小牧と名古屋を結ぶRORO船にトラックが乗り込む様子を見学した。ナラサキスタックスの晴海物流センター(晴海町)では建築資材用鋼材の荷積み作業を見守った。

 白老東高3年の吉岡麟さん(17)は「大きな200トンクレーンが使われているなどスケールの大きさに驚いた。現場を見て勉強になった。就職活動の参考にしたい」と話した。

 参加企業の反応も良く、ナラサキスタックスの篠原一実人事総務部長は「20年以上高校生を採用していなかったが、人材確保の手段を増やす貴重な機会になった」と話す。苫小牧海事事務所の坂口睦実所長は「生徒が企業に積極的に質問する姿も見られ、活発な交流ができた。次回開催も検討したい」と成果を語った。

 苫小牧の港湾運送業の人手不足は深刻だ。苫小牧北倉港運の半沢彰総務課長によると、同社の平均年齢は約45歳で「荷役作業は体力勝負の面もあり、作業員の高齢化と人手不足は大きな負担になっている」と不安を漏らす。

 苫小牧公共職業安定所によると、自動車工場があり製造業が盛んな苫小牧では各業界が人材を取り合い、6月の有効求人倍率は1・16倍で、全道平均を0・06ポイント上回る。港湾業を含む運輸業・郵便業の求人は毎月150人程度で、人手不足がなかなか解消されないのが現状だ。(金子文太郎)

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