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<夢へ!働く@北海道>製鉄所のエンジニア 斎藤周也(さいとう・しゅうや)さん(26)<下>重ねた努力 先人に感銘

 地元に近い君津製鉄所で新人研修を受けました。君津で引き続き働くと思っていたので、室蘭への配属には戸惑いました。君津で研修した同期80人のうち、室蘭配属は2人だけ。左遷みたいなイメージがあって…。あくまで当時はそう感じたということですけれど。

 業務の上では希望が通り、鋼(はがね)の塊を延ばす圧延工程に携わっています。室蘭は鉄鉱石から鉄を取り出す上流工程から、鋼を加工して製品に仕上げる下流工程までそろっています。他の製鉄所より規模が小さく、製造の流れ全体を勉強しやすい。室蘭に来て本当によかったと思います。

 休日はゴルフを楽しんでます。製鉄所のカレイ釣り大会にも挑戦しました。

 毎年、室蘭製鉄所の近くで開かれる祭りで、若手社員が日本古来の製鉄法「たたら製鉄」を実演します。私も今年、参加しました。「日本古来の」と言いますが、少量で高品質な鋼を取り出すには実に有効です。先人の膨大な検討を経て砂鉄と木炭を炉にくべる方法が生まれたのでしょう。歴史の重みを感じました。

 就職活動中、先輩社員から新しい設備を導入する際、寝る間も惜しんで働いた体験談を聞きました。しんどい仕事だなと思う一方、「現場から称賛された」と誇りを持っている姿に心を打たれました。

 実際、工場のどの機械にも導入に尽力した先輩がいて語り草になっています。私も大幅な操業改善につながる案件を担い、自分の名を工場に残したいですね。

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