PR
PR

イタンキ浜ビオトープで発見、珍しい「シンジュサン」羽化 室蘭のNPO「自然多様性が回復」

 室蘭市のイタンキ浜近くでビオトープを運営するNPO法人「ビオトープ・イタンキin室蘭」が大型のガ「シンジュサン」の羽化に成功した。昨年9月に同地で幼虫を発見し、家屋内で飼育していた。市内で見つかることは珍しく、同法人は「自然の多様性が回復している証し」という。

 シンジュサンはヘビの顔に擬態した羽の模様が特徴で、鳥による捕食から逃れるとされる。大きさは道内に生息するガの中で最大級で、今回羽化した個体の羽を広げた長さは11センチに上る。幼虫は同法人の会員がビオトープで作業をしている際に見つけた。室蘭工業大准教授で、同法人理事の磯田広史さん(52)が幼虫を引き取り自宅で飼育。10カ月のさなぎ期間を経て、7月29日に羽化した。

 磯田さんは登別市生まれで、幼いころから室蘭市や登別市で昆虫を採集してきたが、地元でシンジュサンを見たことはないという。

 イタンキ浜近くのビオトープは元ゴルフ場で、2011年に造成を終えた。自由に生き物を採集できることが特色で、磯田さんは「この夏休み、珍しい昆虫を含めてさまざまな生き物に触れられるビオトープへぜひ足を運んでほしい」と話している。(生田憲)

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る