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インターンシップ 1・2年生も

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 就活市場においてインターンシップくらい紛らわしい用語はありません。本来の意味は「就業体験」ですが、実施期間が1日しかない会社説明会とほぼ同じものも「インターンシップ」と呼ばれ、早いところでは1998年に総合化学大手の旭化成(東京)が実施しました。

 2010年代に入ると就職支援型が登場します。これは面接や適性検査などのノウハウを採用担当者が教えるというものです。こうして日本の就職市場では就業体験型と会社説明会型、就職支援型が並立していくことになります。

 各大学は比較的最近まで「インターンシップは就業体験。それ以外は認めない」としていました。しかし、今では1日インターンシップに体験型が出てきたこともあり、「全て学生に告知しないと学生が就活に乗り遅れてしまう」と方針転換する大学が増えています。

 注目されるのはこの1日インターンシップに、1・2年生の参加を認めるところが増えていることです。リクルートキャリア「就職白書インターンシップ編」によると11年度(回答企業数290社)だと大学1年生17.6%、2年生27.2%でした。それが17年度(同749社)は1年生29.8%、2年生36.2%とそれぞれ増えています。

 企業に話を聞くと「1・2年生は採用には結びつかないが、長い目で見れば企業理解が進む。大学も1・2年生向けであれば学生の社会理解にもつながる、と歓迎してくれやすい」とのこと。このように売り手市場の影響はインターンシップにも出ているのが現状です。

 大学1・2年生であれば勉強や課外活動などに力を入れて自由な時間を謳歌(おうか)してほしいのですが、視野を広げるという意味ならインターンシップにいくつか参加するのもいいのではないでしょうか。(いしわたり・れいじ 大学ジャーナリスト)

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