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<夢へ!働く@北海道>製鉄所のエンジニア 斎藤周也(さいとう・しゅうや)さん(26)<上>現場に通い改善策模索

 製鉄業の新日鉄住金に入社し、室蘭製鉄所に配属されて2年目です。自動車部品などに使う棒鋼を生産する工場で、品質や生産性向上の壁となる製造工程を見直し、改善策を提案する業務を担っています。

 改善策を見つけるには生産現場に行かなければ分からないことが多くあります。私はほぼ毎日現場に通い、従業員と話をします。協力会社も含め現場スタッフは約100人。ベテランも若手の考え方も大事です。異なる意見を整理し、考えるのが私の仕事です。

 私は慶応大大学院修士課程で機械工学を学びました。現場は高卒の方も大勢いますから、どうしても「おまえ頭いいんだろ」との目で見られることもあります。

 でも実際、現場のスタッフは、私よりずっと知識がある。機械のどのボタンを押すと、どこのポンプが上がり、どこのモーターが回るのかなど、複雑な機械の経路をすべて把握している。だから不具合の原因を瞬時に判断でき、操業を止めずに済むのです。

 最初は教えを請うばかり。逆に作業の邪魔となり、厳しい態度を取られることもありますが、育ててもらっているのだと思います。

 最近、ようやく私の勉強が追いつき、現場から課題を解決してほしいと言われるようになりました。少しは頼ってもらえるようになったのかな。

 工場で働くことには昔から憧れがありました。それは私の生い立ちに関係があります。(生田憲が担当し、3回連載します)

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