PR
PR

3世代で記憶つなぐ 空路墓参に次男、孫と参加

 【中標津】航空機を利用して行われた北方領土墓参(空路墓参)が23日、1泊2日の日程を無事に終えた。中標津空港に戻った計70人の墓参団員のうち、国後島古釜布出身の小見(おみ)俊雄さん(79)=東京都在住=は、次男浩史さん(44)と、浩史さんのおいで孫の時弥さん(18)との3世代で参加した。高校3年の時弥さんは初めて祖父の故郷を訪れ、「僕たちの世代が領土問題について考えていかなければ」と決意を新たにした。

 終戦直後、島民から奪った腕時計を10個ほど身につけた旧ソ連兵が靴のまま家に上がり込む様子を、当時7歳だった俊雄さんは今も鮮明に覚えている。2年後、家族は引き揚げ船でサハリンの収容所を経て函館へ。その後、親戚を頼って北見に向かった。親戚からは邪魔者扱いを受け、日々の食べ物に困るほど生活は苦しかった。中学卒業後は家の食いぶちを減らすため、東京で就職した。

残り:368文字/全文:748文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る