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アイヌ民族首長「バフンケ」の遺骨返還へ 北大、遺族の要請受け

 昭和初期に樺太(サハリン)から研究者が持ち出したアイヌ民族の首長バフンケ(1856~1920年ごろ、日本名・木村愛吉)の遺骨が、北大から遺族に返還される見通しとなった。北大はこれまで、身元が特定できた34体の遺骨のうち4体を地元のアイヌ民族関係団体に引き渡した。バフンケの遺骨は34体の一つで、写真や逸話が残る有力者の遺骨返還は初めて。

 バフンケは明治時代、漁業などで財を成し、樺太の東海岸の「アイ」と呼ばれたコタン(集落)の首長を務めた。言語学者の金田一京助や、アイヌ民族の先駆的研究で知られるポーランド人学者ブロニスワフ・ピウスツキの書籍などに記録がある。ピウスツキは、バフンケのめいのチュフサンマと結婚した。

 北大が2013年に公表した遺骨収集の調査報告書によると、バフンケの遺骨は1936年(昭和11年)8月、当時の北海道帝国大(現北大)の医学部が、樺太南部の栄浜村相浜のアイヌ民族の墓地から解剖学の研究資料として収集したとされる。

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