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<新刊と文庫>「24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!」など

<単行本>


◆24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?! デビッド・リット著

 後に大統領となるオバマ上院議員の選挙ボランティアとして活動し、そのまま大統領担当のスピーチライターとなった著者が、希望とため息うずまく米国政治の内幕をユーモアたっぷりに回顧する。常にジョークを求められる演説原稿作りや大統領の素顔など、ホワイトハウスの内部事情が刺激的。山田美明訳。(光文社 2160円)


◆食のパラドックス スティーブン・R・ガンドリー著
 豆類やトマトなど特定の植物に含まれるタンパク質「レクチン」。レクチンは植物が捕食者から身を守る毒性タンパク質で腸にダメージを与え、糖尿病、自己免疫疾患などの病気や肥満の要因になると指摘。従来の健康食品を根本的に見直すレクチンフリーの食事例を紹介する。白澤卓二訳。(翔泳社 1944円)

◆ラダックの星 中村安希著
 開高健ノンフィクション賞作家による25日間の旅の記録。旅の目的は、北インド山中の“ものすごい星空”を見ること。旅の話の合間には、幼なじみのミヅキの思い出が挿入される。読み進むと次第に、ミヅキの死が旅と関わっていることが見えてくる。苦しんで山を登り、見えてきた風景がミヅキへの思いと重なり、生きていくことを肯定できるようになる。(潮出版社 1836円)

◆美術館ができるまで なぜ今、豊島(てしま)なのか? 佐々木良著
 瀬戸内国際芸術祭の舞台として有名な瀬戸内海の豊島(香川県土庄(とのしょう)町)。かつては大量の産業廃棄物が不法投棄され、「ごみの島」と呼ばれていたが、いかにして芸術の島に変わったのか。豊島美術館建設に関わった学芸員が、名前の由来や産廃事件の経緯、美術館建設や芸術祭の舞台裏などを解説する。(啓文社書房 2484円)

<文庫・新書>


◆戦場カメラマン 石川文洋著

 1986年出版の名著を再版。世界無銭旅行を企て香港に渡航。資金稼ぎにカメラマンとなり、派遣されたのは、戦争中のベトナムだった。65年から68年まで米軍に従軍し、多くの戦場写真を発信し続けた著者の記念碑的ベトナム戦争報道録。優れた青春記としても読める傑作だ。(ちくま文庫 2376円)


◆詩の誕生 大岡信、谷川俊太郎著
 2人の詩人が詩をテーマに語りつくした1975年刊行本を底本に文庫化。言葉は詩的な感情を表そうとして生まれ、言葉より詩の方が先と論じる。谷川の詩の原風景は小学生の時に見た朝日、大岡は夕暮れの道。七五調に対する感性の違いなど、それぞれの詩論を展開する。(岩波文庫 648円)

◆日本人に知ってほしいイスラムのこと フィフィ著
 エジプト生まれ日本育ちでイスラム教徒のタレントである著者が、イスラムについて分かりやすくまとめた。信仰の基礎知識から、ナンパ、女性の脱毛など幅広い視点から紹介。イスラムを知ることは世界を知ることという主張に共感。(祥伝社新書 886円)

◆生きる力を引き出す寄り添い方 樋野興夫著
 がん患者や家族の心のケアを試みる場「がん哲学外来」を全国で手掛ける病理学者が、病気との向き合い方や寄り添い方を指南。会話はなくても家族がそばにいる、患者がありがとうと言える-など聖書や賢人の言葉を引用して教えてくれる。(青春新書 1000円)

◆日本サッカー辛航紀 佐山一郎著
 スポーツライター、編集者が、黎明期から今年のロシアW杯までの、日本サッカーの約100年の歴史をたどる。特に1920~60年代におけるサッカーの地位の低さ、五輪での銅メダル獲得、その栄光を引きずりながらの低迷期など、詳細な記述は貴重かつ興味深い。(光文社新書 972円)

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