PR
PR

サクランボ不作 長雨直撃 収穫体験も苦戦 札幌・南区の果樹園

 長雨の影響で、札幌市南区の果樹園でサクランボが不作だ。実が水分を吸収して割れる「実割れ」が発生したため。旬を迎えたサクランボ狩りの受け入れを断念する果樹園も出ている。

 「実割れしたサクランボをかなり埋めた。こんなのは初めて」。田中果樹園(藤野2の3)を祖父から引き継いで8年目の田中和幸さん(30)は肩を落とす。収穫間近の実は雨に弱いため、木の大半に屋根を掛けていたが、湿気や根からの吸水で実が割れた。田中さんは傷んだ実を落とし、残った実に日が当たるように懸命だ。

 八剣山を望む果樹園「アルシェフェルム」(豊滝1)は今季、サクランボ狩りの受け入れを断念した。就農9年目の小仲(こなか)美智子さん(71)は「実割れしたサクランボを観光客が食べてしまうと申し訳ない。私たちが選んで直売する」と話す。今季のサクランボの収入は昨年の10分の1とみている。

 石狩振興局石狩農業改良普及センターによると、南区の観光果樹園は約15軒で、どこも長雨で不調という。札幌管区気象台によると、6月の月間降水量は札幌市南区小金湯で152ミリと平年の約3倍だった。

残り:210文字/全文:680文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る