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幕末の道東舞台「オセロ」14日札幌公演 カムイノミ、踊りに磨き アイヌ民族の5人も出演

 シェークスピアの四大悲劇の一つ「オセロ」を幕末の道東に舞台を移して翻案した演劇「アイヌ オセロ」の札幌公演に、アイヌ民族の踊り手5人が出演する。道内初上演で、刺しゅうの様子やアイヌ語のせりふが新たに加わった。出演者は「物語に込められたメッセージを北海道で伝えたい」と稽古に励む。

 仙台市の劇団「シェイクスピア・カンパニー」が上演し、釧路市阿寒町の演出家秋辺デボさん=本名・日出男=が共同演出で参加。原作では黒い肌の軍人である主人公オセロをアイヌ民族、白人の妻デズデモーナを仙台藩士の娘に置き換え、2人の恋を通して差別問題を問いかけた。

 1月に仙台、6月には東京で公演し、好評だった。踊り手たちは、結婚式の場面で神々に祈る儀式カムイノミや踊りを披露する。札幌公演では、オセロの戦功をうわさする場面が加わり、出演者たちは仕事の合間を縫って、アイヌ語の長せりふや動きを練習している。

 踊り手のうち、釧路市阿寒町の1人を除く4人は札幌在住者だ。新谷由美子さん(49)は「動作やせりふで観客に分かりやすく伝えるのが難しい」、早坂ユカさん(48)も「登場人物の繊細な心の動きを感じてもらえるよう、舞台をもり立てたい」と意気込む。

 公演は7月14日午後3時から札幌市中央区北2西7の「かでる2・7」で行われる。前売り3千円、学生2千円で、当日は各500円増し。

 問い合わせは劇団事務局(電)090・5840・1103へ。(斉藤千絵)

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