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<くらし ちょっと未来形>1 フィルターバブル ネットに次々 私の好み

 買いたい服を買い、行きたいレストランに行く。この国には自分で選ぶ自由があるはずだ。でも、それは本当に自由な目と心で選んだものだろうか。

 会員制交流サイト(SNS)によく投稿する札幌市の女性会社員(32)。その間、スマートフォン(スマホ)にはサプリなど美容関係の広告が次々表示される。「広告につられサプリを買いすぎた」。時々、われに返ってはため息をつく。ある時、友人らのスマホをのぞいて気づいた。同じSNSなのに食べ物関係の広告ばかり。「私だけ違っていてびっくりした」

 インターネットとつながっていることが当たり前になってきた私たちのくらし。SNSで友人と触れあい、ニュースを知り、ネット通販を利用する。そこで何を見たか、買ったか。個人の行動・志向を人工知能(AI)が分析しフィルターを通すように、広告、ニュースにその人の好みに合う品物や内容を流す仕組みが出来上がっている。

 こうした状況がさらに進むと、自分に心地よい情報だけがバブル(泡)のように取り囲み、結果的に誘導や目隠しをされてしまう危うさを指摘する声が上がっている。「フィルターバブル」と呼ばれる現象だ。

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