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台風影響?100万年前の化石林出現 鹿追、音更の然別川

 【鹿追、音更】鹿追町や音更町を流れる上然別地区の然別川で、約80万~100万年前の化石林が立ち木の状態で見つかった。2016年夏の台風災害で河床が削られて低下したことで出現したとみられる。調査に当たった元道立地質研究所地域地質部長の岡孝雄さん(69)は「含まれる花粉から、当時の気候の変化などが分かる」と、地質学的な意義を強調している。

 十勝では、流木などが倒れた状態で埋没した化石林はあるが、立ち木の状態での発見は珍しいという。

 一昨年の台風では、然別川も河川が増水し河床が数メートル削られた。昨夏に現地調査した岡さんは、市民フォーラム十勝が帯広市内で7日に主催した講演会で「これほどの流水があれば立ち木の状態で5、6年ともたない。出現してから数年しかたっていない」と説明した。

 化石林を含む層は「渋山層」と呼ばれる地層の上部に該当し、下層には約100万年前の十勝三股火砕流の堆積物が見られたことなどから年代を推測。加熱による炭化がなく、樹皮も残っており、生育している過程で洪水により埋没したとみられている。

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