PR
PR

<夢へ!働く@北海道>農協職員 赤坂憲一(あかさか・けんいち)さん(28)<中> 仕事通じ できる勉強も

 今勤めている帯広市川西農協は、大卒後すぐに就職したのではなく、2カ所目です。最初は札幌市役所でした。帯広から北大に進学して生活するうち、札幌が好きになり、まちづくりに関わりたいと思ったんです。福祉の部署に配属され、毎日市民と会話するうち、社交的になりました。

 市役所は3年で辞めました。一人っ子だし、親は将来どうするのかなって考えだすと、帯広に帰りたい気持ちが強くなって。自治体職員が事務に追われ、困っている人への支援にエネルギーを全て割けない現実も知り、もどかしさもありました。ならば公共政策を学び直して帯広にUターンしようと決め、北大公共政策大学院に進みました。

 大学院では地域の課題を議論し、帯広出身だと言うと「基幹産業がある帯広は心配ないね」と何人にも言われました。小さい頃から農業のまちと知ってはいたけど、外の人に言われると、強みを実感しますね。

 大学院の博士課程に進み、机上だけでなく、現場で学びたくなった時に浮かんだ一つが、ふるさとを支える農業です。そこで大学院に籍を置いたまま、農協に再就職しました。ただ分からないことばかりで研究に手が回らない。悩みに悩み、この春退学しました。

 仕事の中でこそ勉強できることもあると感じています。毎日知らないことを知るのは面白い。研究は仕事に慣れたら、また挑戦すればいい。将来、十勝の農業がもっと良くなる提言ができたらと思っています。

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る