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押し寄せる泥水 住民避難、土砂崩れも 道北の生活直撃

 道北を中心に記録的な大雨に見舞われた3日、河川の増水により住民が避難し、土砂崩れも相次ぐなど道民生活に大きな影響が出た。6月末から北海道付近に停滞している前線が道内の広い範囲に長雨をもたらしており、5日までは雨が降りやすい。少ない雨量でも被害が生じやすい状況が継続するため、住民の不安な日々が続く。

 石狩川やペーパン川などが増水した旭川市は、正午までに8カ所に避難所を開設し、計136人が避難した。ぺーパン川流域の東旭川町米原地区の旭川第一小には約60人が避難。生後11カ月の長男を連れた主婦大橋香織さん(39)は「昨日からずっと雨が降っていたので心配だった。川のすぐそばに家があるので、浸水して被害が出ないか不安」と話した。

 また、市内では冠水が相次いだ。同市忠和地区では、住宅地や道路が広い範囲で最大で深さ50センチほど水につかり、市道の一部が通行止めとなった。忠和地区の無職熊谷彰さん(76)は「家の前が冠水してしまい、車も出せない」と不安そうに話した。

 留萌市では、少なくとも7カ所で土砂崩れが発生。床下浸水も出ており、市は午前7時に幌糠地区などに、緊急避難を命じる避難指示を出した。3日未明には市瀬越町、漁業米倉宏さん(55)の自宅裏の斜面が崩れ、土砂が1階の外壁にまで押し寄せた。2階で就寝中だった米倉さんは「ゴオーという音がして、ドーンという衝撃があった」と振り返った。

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