PR
PR

道内建設賃上げ続々 人材確保へベア実施/多忙な管理職手当加算

[PR]

 道内建設会社が相次いで賃上げに動いている。ベースアップや新卒初任給上昇に加え、景気低迷の時期に採用を抑制していた影響で中堅層が手薄なことを受け、業務量が増えた管理職に加算する企業も出てきた。業績が堅調なうちに社員の待遇を充実させ、人材の定着・確保につなげる狙いだ。

 道内最大手の岩田地崎建設(札幌)は本年度、社員約550人に対し、平均2・53%の賃上げを実施した。同社は「ここ数年は毎年業績に応じて期末特別賞与も支給しており、新入社員を含め社員全体の年収増を図っている」とする。

 中山組(札幌)も本年度、社員約150人を対象にベア、定期昇給(定昇)合わせて平均3・1%の賃上げを実施。ベアは6年連続で、同社は「3月期決算は増収増益と好調だった。これを待遇改善につなげたい」とする。

 伊藤組土建(札幌)は6月から、社員約370人を対象にベアと定昇、合わせて平均2%の賃上げ。新卒者の給与は5千円引き上げ、月21万5千円とした。

 また、課長職と作業所長以上の管理職約150人を対象に役職手当を月平均で1万円増額。景気低迷で採用を抑制した時期の新卒世代にあたる30~40代の中堅社員が少なく、管理職の業務量が増えていることを受けた措置だ。多田亜紀子人事課長は「人材確保のため、若い世代と今働く社員、双方に向けた対策が必要」と話している。

 道内では、2016年8月の台風被害復旧の公共工事は一服したが、北海道新幹線札幌延伸工事や高規格道路工事、ホテルやマンションをはじめとした民間需要も強い。一方で、道外の大手ゼネコンが採用を増やす動きは強まっており、人材流出を食い止めたい考えだ。(本庄彩芳)

全文:694文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る