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環境月間

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政府は飲料用ペットボトルのデポジット(預かり金)制度導入の検討に入った。飲んだ後にボトルを指定場所に持ち込めば、購入時に上乗せして支払ったお金が戻る。早ければ来年から施行する―▼日本の話ではない。プラスチックごみによる海洋汚染対策のため、英国が進める計画だ。プラスチック製のストローやマドラーの販売も禁止する▼欧州連合(EU)もストローや皿など、使い捨てプラ製品の使用禁止を検討する。米国では、シアトル市やマリブ市がプラ製ストローの禁止を決めた▼海に流れ込むプラごみは年間800万~1千万トンに上る。生物がのみ込み生態系に影響が出ているだけでなく、砕かれ細かくなったマイクロプラスチック(MP)が有毒物質を吸着し、食物連鎖で人間の体内に入ることによる健康被害が懸念される▼日本でもMP対策を盛り込んだ海岸漂着物処理推進法改正案が、今国会で成立する見通しだ。プラスチックを扱う企業に、ごみ減量や洗顔料などへのMP使用の自粛を求める努力義務を課すが、罰則はない▼プラスチックはいまや、日常生活になくてはならない。一方で、自然下では半永久的に分解されない厄介者でもある。そんな大量のプラごみを、将来の世代に残していいのか。日本のレジ袋消費量は年間約300億枚という。6月は環境月間。改めて日々の暮らしのあり方を見つめ直す機会にしたい。2018・6・14

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