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緑の樹上、別天地 三笠・林業学ぶツアー同行 木材加工場、端材も無駄なく

 【三笠】炭鉱で栄える以前の三笠は良質なエゾマツやトドマツを産出する林業のマチだった。地域の繁栄の契機となった林業を学ぶツアーが幾春別地区を中心に初めて開かれた。記者も10~80代の参加者8人と国有林や木材加工場を巡り、ロープを使った木登りなどを通して森の恵みを実感した。

 9日のツアーの目玉は、ロープを使った木登り「ツリーイング」。ロープと腰のハーネス(安全具)だけで樹上に登る。記者は林業現場の取材で目にしたことがあり、作業員がロープ一本でするすると木に登る姿に憧れていた。

 実際に挑戦するのは、広場の片隅にある高さ20メートルのドロヤナギだ。10メートルの高さに掛かったハンモックを目標に登り始めた。だが、運動不足でなまった体を持ち上げるのは一苦労。足をばたつかせ、ロープにしがみつき、50分ほどかかってようやくたどり着いた。

 樹上は別天地だった。新緑が彩る枝にすっぽりと包み込まれ、小鳥になったようだ。疲れ切った手や腕が震えるが、葉の隙間を抜けてくる風が心地よく、思わず笑みがこぼれた。「すごい!」「高いね」―。他の参加者も歓声を上げた。

 また、市内の木材加工場では、皮むきから裁断、乾燥、加工までの工程を見学した。

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