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医師の残業・労使協定超え 道内大規模4病院に勧告 6病院「過労死ライン」

 医師に労使協定を超える残業をさせたとして、一般病床400床以上の道内25の大規模病院のうち、少なくとも4病院が過去5年間に労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが、北海道新聞の調べで分かった。また労使協定の残業時間の上限が「過労死ライン」の月100時間を超える病院が6病院あることも分かった。医師が過重労働を強いられる現状の一端が明らかになった。

 参院で審議中の働き方改革関連法案では残業時間の上限規制導入が盛り込まれたが、医師については医師法で原則診療を拒めないと定められ、上限適用は5年間猶予する内容になっている。医師に対する対策の論議も求められそうだ。

 労働基準法は法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えて残業させる場合、事前に残業時間の上限を定めた協定を労使間で結ぶことを義務づけ、協定を超えた残業は違法となる。

 一般病床400床以上の道内大規模病院に対し、4月末現在での医師に関する労使協定締結の有無や協定内容、過去5年間に違法残業で是正勧告を受けたことがあるかを聞き取りし、21病院から回答を得た。

 是正勧告を受けていたのは、札幌医大、北大、市立函館、旭川医大の4病院。

 札幌医大は2016年1月、協定で「1日4時間まで」としていた残業時間の上限を超え、市立函館は17年11月、協定で「週40時間まで」としていた残業時間の上限を超えて残業させたとして、それぞれ勧告を受けたという。両病院は上限を超えていた医師数などは明らかにしていない。

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