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就活まだら模様 主要企業の面接解禁 これからヤマ場/内定得て既に終了

 2019年春卒業予定の大学生らに対する主要企業の選考活動が1日解禁され、道内の大手企業でも面接や筆記試験などが始まった。就職活動(就活)のヤマ場を迎える学生の一方で、選考を前倒しした企業から事実上の内定を得て既に就活を終えた学生もおり、就活の進捗(しんちょく)に大きな差が出ている。

 道内では1日、JR北海道(札幌)やトヨタ自動車北海道(苫小牧)、デンソー北海道(千歳)などが面接を行った。北洋銀行(札幌)で面接を受けた北海学園大4年の女子学生(22)は「時間は足りなかったけれどリラックスして臨めた」と表情を緩めた。

 経団連は16年から、採用活動の解禁日について、説明会は3月1日、面接や筆記試験などの選考活動は6月1日、正式な内定は10月1日と、それぞれ指針を定めている。

 しかし人手不足を背景に人材確保を焦る企業の多くは、前年の夏ごろから始める大学3年生対象のインターンシップや、若手社員が大学の後輩学生を訪ねて会社の魅力をアピールする「リクルーター制度」などで、水面下の選考を進めてきた。道内の主要企業の多くも、6月中に事実上の内定を出す見通しだ。

■外資系や中小で続々

 IT企業など経団連に加盟していない企業や、通年採用を導入している企業は、選考前倒しがさらに顕著だ。就職サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)が、19年春卒業予定の大学生に実施したアンケートでの就職内定率は5月1日現在、既に42・8%に上っていた。主に外資系や中小企業からの内定とみられる。

■学生混乱、長期化も

 就活の進捗に大きな差が生まれ、二極化が進んでいることについて、北大の駒川智子准教授(46)=労働社会学=は、表向きは6月から選考としながら、裏で内定を出している道内企業もあることを指摘。「ルール通りに進まない就活の中で不透明な情報が飛び交い、学生が混乱している。大学3年のインターンシップが、実は説明会や選考の場になっているという傾向が強まれば結局、就活が長期化し、学生の負担が増す」と懸念する。

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