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見えなくなって知るありがたさ

見えなくなって知るありがたさ

 このコラムで3月に描いた絵のように、咲いた咲いた赤、白、黄色。 陽の光を受けてのびやかに立ち上がり、大きな頭を揺らすチューリップ。ムスカリの青紫、アネモネのピンク。秋に植えた球根はしっかりと約束を守ってくれた。

 さえずりに誘われ目をやると遅咲きのエゾヤマザクラにスズメの姿。風がレースのカーテンを揺らし光と影が交互にあらわれる。なんて、素敵なんだろう!5月はなんて素敵なの!乙女ゴコロも満開だ。

 遠くを見るのに不自由はないのに、こうしてパソコンに向かって文字を打つ時は眼鏡なしではなんにもできない。中近両用眼鏡を作る前には画面を見るものと手元を見る用にと2つ鼻の上にかけていた。まったく、老眼というのは不便だ。

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