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木古内の名物焼きそば 函館朝市に復活 初日100食売り切れ

 昨年5月に閉店した木古内駅前の老舗食堂「駅前飯店急行」が販売していた名物焼きそばの味を引き継ぐ飲食店「超特急やきそば」が16日、函館朝市内にオープンした。代表の長橋聡さん(44)は「人が集まる函館で『忘れられないあの焼きそば』を食べてほしい」と意気込む。

 「急行」は1956年、垣内幸四郎さん、キミさん夫妻が開業。かまぼこ入りの焼きそばが看板で、91年の幸四郎さん他界後もキミさんが切り盛りしてきたが、昨年5月16日のキミさん死去に伴って閉店した。

 長橋さんは木古内出身。幼少期から「急行」の焼きそばが大好物だった。自分でも作りたいと思い、厨房(ちゅうぼう)内のキミさんを見て麺をゆで上げるタイミングを知り、味付けは食べて学習。函館で料理人になってから、勤め先のまかないで焼きそばを振る舞った。

 長橋さんは、キミさん死去後の昨年7月、この味を引き継ぎたいと決意。キミさんの一周忌の開業を目指し、フレンチシェフとして函館市内の結婚式場で働きながら準備を進めた。

 店名は、急行停車を夢見て付けられたという木古内の店から時代は変わり、北海道新幹線にあやかった。ただ、焼きそばは「急行」と同じ生麺を使ったしょうゆベース。具材はタマネギやシイタケなど6種の野菜と豚肉で、かまぼこを添えるのも「急行」流だ。

 16日は100食が午後2時半で売り切れた。木古内町の公務員幅崎英樹さん(44)は「野菜のサクサク感と、モチモチの麺が合う。昔の味を思い出した」。長橋さんは「『同じ味だね』と言ってもらえるのが一番うれしい。函館の新たな文化になれば」と話す。

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