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帯広の女性がん患者の会「プレシャス」活動本格化 入浴着普及や悩み共有

 十勝の女性がん患者らが集う「プレシャス」(帯広)が活動を本格化させている。鈴木千鶴代表(49)は、NPO法人キャンサーネットジャパン(東京)の乳がん体験者コーディネーターに道東で初めて認定。胸の手術あとなどを覆う入浴着の着用歓迎を示すポスターを十勝管内の温泉施設に掲示してもらったり、思いを語り合う会合を企画したりしている。

 がん患者・家族の支援会「えんぽっくる」から4月に独立した。女性特有のがんに限らず、がんを経験した女性とその家族を対象とする。女性ならではの悩みや不安を共有すると共に、正しい情報の提供や検診の啓発などに取り組んでいく。帯広厚生病院によると、女性のみに限ったがん患者会は管内初とみられる。

 鈴木代表は乳がんで2016年に手術を受けた。17年7月から同法人の講座を受けて今年3月、道内7人目のコーディネーターに認定された。鈴木代表は「自分の病を知り、正しい情報を得る方法などを学ぶうちに、乳がんも怖くないという思いになった」と語る。

 力を入れているのが入浴着の普及だ。傷痕を隠す入浴着は洗い流せば石けんかすなどもほぼ残らず、浴槽に入っても衛生上の問題がない。しかし存在が浸透しておらず、タオルと同じに見られたり、使用を断られたりする場合もある。

 そこで、Blue Pine(芽室)代表の青砥美穂子さん(49)がデザインと印刷に協力し「『入浴着』のご利用を歓迎します」と書かれたステッカーとポスターを製作。ヨシダホーム(音更)の上野美幸副社長(47)の紹介で、芽室と音更にある温泉施設「鳳乃舞(ほうのまい)」で4月下旬に掲示を始めた。近く、とかち帯広ホテル旅館組合を通してさらに15施設にも配布する。また、乳腺外科のある病院にも掲示を依頼していく。

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