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夢へのビート、小学生ドラマー 石狩・相馬さん CD初の全国発売

 【石狩】「小学生ドラマー」として活動する石狩市の小学3年生、相馬世世歌(よよか)さん(8)が家族とつくるバンド「かねあいよよか」の新しいCDアルバムが13日、初めて全国で発売される。10月にはバンドの単独コンサートを道新ホール(札幌市中央区大通西3)で開催する。大人顔負けの迫力ある演奏で活躍の幅を広げる世世歌さん。「世界中でドラムをたたいて音楽の魅力を伝えたい」と夢を膨らませている。(木村直人)

 4月下旬、札幌市北区のライブハウスに「かねあいよよか」が登場し、新アルバムに収録した曲を披露した。世世歌さんは身長127センチ。小さな体をいっぱいに使い、父章文(あきふみ)さん(37)のベースや、母梨絵さん(38)のギターの演奏を引っ張るように力強いリズムを刻み、激しいドラムソロや歌声も響かせた。満員の会場から大きな歓声が上がると、演奏中の真剣な表情を一転させ、あどけない笑顔を見せた。

 ポップスからハードロックまでこなす世世歌さんがドラムを始めたのは1歳半。両親は結婚前からボーカルユニット「かねあい」を組み、ライブハウスなどで活動していたことから、自宅にあるドラムやギターに幼いころから親しんでいた。

 バスドラムのペダルに足が届くようになった5歳の時、両親が「かねあいよよか」を結成。現在は弟の至道(しどう)君(5)もエアギターで加わり、札幌などのライブハウスを中心に年間約50回の公演をこなす。インターネットの動画投稿サイトで公開した演奏風景の再生数は計約30万回に上り、週末はイベントなどで引っ張りだこだ。

 世世歌さんの名前にちなんだ新アルバム「YO―YO―YO(ヨーヨーヨー)?」は通算3作目。これまでの2作は自宅のスタジオで自主制作したが、今回は初めてプロミュージシャンと共同制作した。

 アイドルグループ「KinKi Kids」のツアーメンバーを務めるなど全国で活躍するギタリスト外園一馬さん=小樽市出身=らプロに協演や音響調整などを依頼。収録した5曲のうちの1曲「ハッピー」は世世歌さんが作詞、作曲し、「豪華で最高なアルバムができた」と喜ぶ。

 発売に合わせて13日午後4時から札幌市厚別区のサンピアザ劇場で無料ライブを開く。

 指導する札幌市のプロドラマー大山淳さん(56)は「技術もさることながら、表現力やリズム感が素晴らしい」と評価する。世世歌さんはドラムの魅力について「スティックを持つと自分の腕が伸びたように自由に音を出せる」と語る。

 次の目標は10月14日に道新ホールで開く単独公演の成功だ。「700人が入るホールを満員にしてお客さんと一緒に楽しみたい」

 「YO―YO―YO?」は1500円。タワーレコードやアマゾンなどで購入できる。問い合わせは、かねあいよよか(電)070・6601・6363へ。

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