PR
PR

JR北海道、過去最大の営業赤字416億円 新幹線悪化

 JR北海道が10日発表した2018年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が416億5300万円の赤字となり、4期連続で赤字額が過去最大を更新した。純損益も87億3500万円の赤字で2期連続の純損失。開業実質2年目だった北海道新幹線の収支悪化などが響いた。

 19年3月期の連結決算も営業損失400億円、純損失140億円を見込む。同社は20年度末にも資金不足に陥る恐れがあるとしており、島田修社長は「持続可能な交通体系の構築に向けて課題解決を図る」との談話を発表。記者会見した小山俊幸専務も「単独維持困難路線の課題解決や新幹線収支の改善など、抜本的な構造改革を早急に行いたい」と強調した。

 決算では、売上高は前期比0・7%増の1737億6700万円。開業ブームが落ち着いた北海道新幹線の収入は前期比23・1%減の79億円だった半面、一昨年の台風被害の減収からの回復や訪日外国人客の利用増などで、全体の鉄道運輸収入はほぼ横ばいの728億円だった。新幹線の収支は精査中で、小山専務は「赤字は(前期の倍の)103億円の見込み」とした。

 新幹線や在来線の車両の修理費がかさみ、安全対策を含む修繕費は前期より42億円多い379億円。局地的な大雪で除雪経費が12億円増の56億円となったことなどで、営業損失は前期の398億1400万円から悪化した。経営安定基金の運用益は前期比18億円増の255億円。グループ会社ではホテル業が好調だった。

 JR単体の決算は売上高が0・4%増の897億7千万円。営業損益は525億2400万円の赤字(前期は498億900万円の赤字)。純損益は109億6600万円の赤字(同126億400万円の赤字)だった。(土屋航)

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る