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道内社会人野球 北ガスの参入で再興を

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 北海道ガス(札幌)が硬式野球部を創設し、今季から社会人野球に参入した。

 企業チームとして日本野球連盟北海道地区連盟に新規加盟するのは、1998年のサンワード貿易(2005年に解散)以来20年ぶりとなる。

 もちろん、運動部創設には、チームの活動を通じた宣伝効果や、企業内の一体感を高めることへの期待があるだろう。

 ただ、その活動は一企業の広告塔としての役割にとどまらず、社会貢献の一環でもある。地域のスポーツ振興にもつながる大きな可能性を秘めていると言えよう。

 野球を通じて地域との関係を強め、チームが息長く活躍できる基盤を築いてもらいたい。

 北ガス野球部は選手16人で始動した。99年に三菱重工長崎を率いて都市対抗大会で準優勝した小島啓民監督が指揮を執る。その手腕を発揮して道内の社会人野球を盛り上げてほしい。

 道内では、かつて「北海道5強」といわれた北海道拓殖銀行や大昭和製紙北海道などの企業チームが、バブル崩壊とともに次々と廃部や休部に追い込まれた。

 このため、地元住民らの支援を受けて活動を続けるクラブチームの比重が高まった。大昭和製紙北海道や王子製紙苫小牧の流れをくむチームも活躍している。

 最近では、JR北海道野球部が会社の経営悪化で休部になり、昨年からクラブチームとなった。

 今季から企業チームに戻った室蘭シャークス(旧・新日鉄室蘭)のような例もあるとはいえ、企業スポーツを取り巻く環境は依然厳しいと言わざるを得ない。

 企業あっての運動部であり、業績に左右されるのはやむを得ないとしても、いったん活動を始めた以上は社会的な責任が生じることを忘れないでほしい。

 道内の自治体だけでなく、スポーツ関連の研究をする地元大学などとも連携し、チーム運営の足腰を強化することが大切だ。

 運動部を持つ企業の株主は、好成績を収めることより、スポーツ振興を含む社会貢献への取り組みを重視する傾向が強まっているとの指摘もある。

 アマチュアスポーツとの関わり方は、プロへのステップから趣味や健康増進まで千差万別だ。

 企業、クラブなど多様な受け皿が身近にあれば、競技人口の裾野も広がるはずだ。北ガス野球部の発足がそんな動きに弾みをつけることを期待したい。

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