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エントリーシート 難度高い訳は

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 就職活動(就活)での選考書類と言えば履歴書やエントリーシートなどがあります。私見ですが、日本一難易度が高い選考書類はライフネット生命保険(東京)のエントリーシートでしょう。

 例えば2015年卒だと「現在から20年後の社会と仕事の変化について予想してください」が問題本文で、さらに小問が三つあり、A4で枚数・形式は自由。例年、エントリーした学生の中で課題提出まで行くのは1%未満しかいません。

 難易度で比肩するのはコンビニのセイコーマートを運営する札幌のセコマだと思います。エントリーシートの内容は一般的ですが、選考途中の任意提出となる企業・職種課題、これがなかなか重いのです。

 志望理由と企業概要を書かせるのは難しくありません。志望職種を三つ選択し、それぞれの《1》志望理由《2》使命《3》業務内容《4》苦労―の4点セットを書くのも、まあいいでしょう。注目されるのは志望しない「非志望職種」も三つ選び、志望職種と同じように4点セット(志望理由は「志望しない理由」)を書くところです。

 さらにさらに、セコマと並行して選考に参加している企業を3社まで挙げ、同じように企業理解と志望職種、非志望職種をそれぞれ書いていきます。文字数ではざっと1万字相当。

 私は当初、ちょっとやりすぎでは、と考えていました。が、よくよく読んでいると、採用法としては上策です。多くの企業で入社後のミスマッチから来る早期離職が問題になっています。深く考えさせ、しかも膨大な量を書かせる課題は、相応の覚悟と意欲が必要なため、防止策として有効なのではないでしょうか。最後にセコマのただし書きを転載しましょう。「ご自身でしっかりと考えて作成、理解することに意味があります」(いしわたり・れいじ 大学ジャーナリスト)

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