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陛下退位まで1年 新元号は?カレンダー作製ハラハラ 自治体、システム検証「心配」

 来年4月30日の天皇陛下退位まであと1年。翌5月1日の皇太子さまの新天皇即位に合わせて平成から新元号に変わる。この日が祝日となるかや新元号の公表時期はまだ決まらず、道内のカレンダー業者やコンピューターシステムの改修が必要な自治体はやきもきしている。

 「来年のカレンダー作製が2カ月以上遅れている」と札幌市中央区のカレンダー卸問屋、富田商会の富田潔社長(61)は心配そう。

 政府は5月1日の即位の日を祝日にするか検討中で、祝日を意味する赤い数字になるか分からない。そこで全国カレンダー出版協同組合連合会(東京)は「秋の納入に間に合わない」として4月上旬、「即位の日」という文字だけ入れるという統一の表記方針を決めた。それでも、例年は同社に3月上旬に届いている印刷会社からの商品サンプルが、今年は大型連休明け以降となる見通しだ。富田社長は「全ての作業が先送りになっており、社員の残業が増える」と懸念する。

 公表時期が未定の新元号について、札幌市中央区の印刷会社「プリプレス・センター」は「印刷に間に合わないので4月まで平成、5月以降は『新元号』と表記するしかない」と話す。

 自治体はコンピューターシステム改修のため、新元号の公表時期に注目している。小樽市の情報システム課は「どこを改変するべきか事前に絞って準備はしているが、変更後の検証に時間がかかるので公表は早くしてほしい」。札幌市のシステム管理課も「元号の変更自体は時間はかからないが、正しく作動するかテストが必要。5月1日までどれくらい猶予期間が確保できるか心配だ」と話す。

 新元号に伴う混乱回避のため、従来の和暦表示から西暦に変える動きも出ている。

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