北海道で働こう応援会議

1 北海道で働くメリット~「けど」より「だから」で探してみよう 石渡嶺司

 北海道の学生を取材していると、当然ですが道内就職を目指す学生によく会います。話を聞くと「けど」を連発する学生が多いことに気づきました。

 「北海道で就職したいのですけど、いい企業はないでしょうか」
「北海道が好きなので道内で就職先を探します。だけど、希望条件に合う企業があるかどうか心配です」
「北海道、それも札幌市内がいいですけど、うまくいくかどうか」…。
 
 そんな心配ばかりしていても。自分に自信が持てない、自己肯定観が低いのは道内外問わず全国どこでも同じです。とは言え、心配ばかりしていても、全く意味がありません。

北海道内の就職先を希望する学生の心配事は大別すれば「志望業界に関連した企業の有無」「条件(給料、勤務先など)のマッチング」の2点あります。

 前者から言えば、マスコミなどは相当限られます。航空関連企業もエア・ドゥやANA新千歳空港、新千歳空港ビルディングなどのグランドスタッフ採用を含めても希望者に対して求人数は圧倒的に少ないと言えるでしょう。

 給与条件も首都圏の企業に比べれば高いとは言えません。転職情報会社DODA調査によると、東京都の平均年収は452万円(男性499万円、女性389万円)。これに対して北海道の平均年収は371万円(男性402万円、女性306万円)。81万円もの開きがあります。

 福利厚生なども含めれば、大きな違いがあるでしょう。そうした点を持って希望条件に合わないと嘆く学生は少なくありません。

 私は志望業界・企業の少なさについても、希望条件のマッチングについても嘆くよりはメリットを見て決めてほしいと考えています。

 北海道内の就職だと居住費が安くなります。親元からの通勤だと費用負担はゼロですし、一人暮らしでも首都圏よりは安く済みます。志望業界によっては志望候補となる企業が少ないところもあるでしょう。が、そうした不利は最初からわかっているはず。

 給与などの条件についても同じです。平均値を見れば首都圏に比べて低いのは確かです。と言って、全企業が低いわけではありません。中小企業の中でも全国区に成長する企業もあれば、ビジネスエリアが北海道限定でも好待遇の企業もあります。それに学生が入社して規模を大きくすればその分だけリターンが期待できます。

 あれもない、これもない、それもない、と嘆きながら就活を進めても志望企業は見つかりません。まして、北海道という条件が付けばなおさらでしょう。

 「けど」だけで探すよりも「だから」と積極的な理由で就職先を探してみてはどうでしょうか。その方が学生の皆さんにとっても満足度の高い就活となるはずです。

<略歴>石渡嶺司(いしわたり・れいじ) 1975年札幌市生まれ。東洋大学社会学部卒。2003年から大学ジャーナリストとして活動開始。大学・就活関連の本・記事を書き続けて16年。取材の一環でエントリーシート添削は年300人近く、ボランティアで実施中。著書に『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)、『大学の学科図鑑』(ソフトバンククリエイティブ)など多数。秋に『地方就活』(仮題/北海道新聞出版局)を刊行予定。現在、北海道新聞朝刊「道新 夢さぽ」に「石渡嶺司の就活探訪」を連載中。

北海道の企業を探すなら
スキャナビ北海道 Jobチェン!札幌 JOBWAY ジョブカフェ北海道 札幌UI就職ナビ 札幌市就業サポートセンター
どうしんジョブダス就活2019
どうしんジョブダス求人
就活の道 楽しもうぜ
北海道で働こう応援会議とは
北海道の魅力発信
北海道で暮らそう 北海道Likers 札幌移住計画 北海道で農業をはじめるサイト 釧路・根室 はたらきぐらし あさひかわ移住ワンストップ窓口 はたらくあさひかわ
ページの先頭へ戻る