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<2>夜泣きに“大仏”苦戦 広い心持って子守歌

 「黙って抱っこしていると、大仏みたいね」

 ふいに、妻(33)にそう言われた。生後9カ月の息子のおむつ替えから夜泣きまで「妻には頼らない」と宣言した手前、ひたすら抱っこして「早く寝てほしい」と、無言で祈る時間が増えている。

 夜泣き―。ゲリラ豪雨のようなものだ。いつ起こるか予測できない。赤ちゃんの寝かし付けには、小声で優しく話しかけ、歌を歌うのが効果的らしい。だが、正直、甘く見ていた。

 これまで単身赴任だった私(34)は、月に1、2回家族のもとへ帰った時、息子の夜泣きの世話をすることは、ほぼ無かった。いびきをゴーゴーかく間、妻はおっぱいを飲ませ、背中をトントンして息子を安心させ、寝かせていた。

 息子は夜に3、4回は泣いて目を覚ます。私はオロオロしながら粉ミルクを与え、抱っこしてゆらゆら…。それでも夜中に1時間泣き続けることもある。

 3月下旬、風邪をひいた息子はぜんそくが悪化し、15分おきに目を覚まして泣くことが2晩続いた。嘔吐(おうと)や下痢も重なり、さすがにこちらも寝不足でぐったりだ。

 救いは、この春に小学生になった娘の眠りが深いこと。いくら隣で弟が泣き叫ぼうが、朝までぐっすり。だからこそ、2人の寝顔を見て忍耐力を保つことができる。悟りを開くにはほど遠い“大仏”だが、広い心を持って子守歌を歌い、夜泣きを乗り切ろうと努めている。(竹中達哉)

■「夜泣き対策こうしてみた」(ログインしてお読みください)

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