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札幌にタンチョウ飛来 胆振生まれの雄か 研究グループ「目撃情報の提供を」

 道東を中心に生息する国の特別天然記念物タンチョウが、3月下旬から今月初旬にかけて札幌市内で相次ぎ確認されたことが、NPO法人タンチョウ保護研究グループ(釧路)の調査で明らかになった。かつて道内に広く生息したが、昭和初期に激減。同法人によると、札幌で目撃されるのは珍しい。

 同法人によると、3月28日から31日にかけて、東区の丘珠空港内や周辺の畑に1羽がいるのを同法人スタッフらが初めて確認。その後、4月3日に北区の石狩川近くでの目撃情報が寄せられた。13日には江別市内でも確認された。

 いずれも右足に同法人が幼鳥時に着けた足環があることから同じ個体とみられ、昨年5月に胆振管内で生まれた若い雄であることが分かった。

 正富宏之・専修道短大名誉教授によると、タンチョウは乱獲などで生息数が激減する前は道央圏にも広く分布していた。札幌市内では旧白石村(現白石区)での1890年(明治23年)の繁殖記録が残るという。

 現在の主な生息地の釧路管内では近年、個体数が増えて、十勝や胆振管内などに生息地が拡大。ここ数年は空知管内長沼町や千歳市などでも飛来が確認されている。

 同法人の百瀬邦和理事長は「『ついに札幌にまで行ったか』と思うと感慨深い。この個体の足取りから、道央圏でどう分布を広げるかを追える」と期待し、札幌圏での目撃情報の提供を募っている。

 情報提供は同法人の電子メールtancho1213@pop6.marimo.or.jpへ。(森奈津子)

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