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松浦武四郎の「天塩日誌」、現代語版を復刻 旭川

 【旭川】上川総合振興局と旭川開建名寄河川事務所は、北海道命名150年を記念し、北海道の名付け親とされる幕末の探検家、松浦武四郎が天塩川を調査した記録「天塩日誌」の現代語版を発行した。旭川出身で名寄育ちの郷土史家、故丸山道子さんが約40年前に出版し、絶版となっている書籍を復刻した。

 武四郎は1857年(安政4年)、天塩川を河口からさかのぼり、源流付近まで24日かけ往復。63年(文久3年)に行程などをまとめた「天塩日誌」を発行した。調査の最中にアイヌ民族の長老から教わった「この国に生まれた者」を意味する「カイ」が北海道命名につながったとされる。

 振興局は、アイヌ民族や武四郎の研究を続ける名寄市北国博物館嘱託学芸員の鈴木邦輝さん(64)に協力を依頼。鈴木さんと博物館講座の市民が昨年秋から、1974年に丸山さんが著した内容の訂正や未訳部分の補足に取り組んだ。

 復刻版では、三重県松阪市の松浦武四郎記念館から資料提供を受け、武四郎の生涯を紹介。天塩川流域に立つ記念碑や案内板などの写真も載せた。鈴木さんは「北海道命名150年の記念の年に、復刻版ができたのは意義深い」と話す。

 A4判カラー60ページ。150部作製し、名寄、士別など天塩川流域11市町村と旭川市に配布する。武四郎に関する研究団体にも希望に応じて送る。問い合わせは上川総合振興局地域政策課(電)0166・46・5915へ。(相沢宏)

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