PR
PR

業務用ビール値上げ、居酒屋チェーン対応苦慮 20円前後価格に転嫁/人気の「中生」据え置きも

 大手ビール各社が4月までに業務用ビール類を値上げしたことに対し、大手居酒屋チェーンの対応が分かれている。人手不足で人件費などもかさむ中、ビール販売価格への転嫁に踏み切るチェーンがある一方、客離れを恐れ、当面は価格を据え置く店もあるなど、各社は難しい判断に迫られている。

 業務用ビールの値上げは10年ぶりで、キリン、サントリー、サッポロは4月1日出荷分から、アサヒは3月に既に値上げしている。対象は瓶や樽など容器を回収する業務用ビール類。各社とも値上げ額は非公表だが、業界関係者によると、店頭価格は大瓶で1割程度の値上げとなったようだ。容器を回収する運転手の不足などで物流費が上昇しているほか、昨年6月に酒類の安売り規制が強化されたことも一因という。

 「仕入れ値が上がるので販売価格も上げることにした」。全国で居酒屋を経営する養老乃瀧(東京)は、4月10日のメニュー変更に合わせ、「養老乃瀧」の店舗で生ビールの価格を税別20円、札幌市などで展開する「だんまや水産」は10~20円値上げする。

 つぼ八(東京)は昨年秋に値上げした道外店は据え置くが、道内店は中ジョッキを除く生ビールと瓶ビールを3月29日から税別10~30円値上げした。同社は「家飲みなどが増える中、価格に転嫁すると顧客が離れる恐れがあり、数量が出る中ジョッキは据え置いた」と話す。

残り:268文字/全文:840文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る