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<新幹線札幌駅ホーム>遠い在来線乗り換え 連絡橋の工費増も 利便性、費用に課題

 北海道新幹線札幌駅のホーム位置に決まった、現駅の200~300メートル東に造る「大東(おおひがし)案」は、JR北海道が2月に正式提案したばかりで、詳細設計に至っておらず、利便性や構造上の問題など多くの課題を抱えているのが実情だ。

 最大の課題は利便性の悪さだ。JRは、新幹線車両の中央から、南北に並ぶ在来線ホームの真ん中の5・6番線東端に停車する車両までの距離を約300メートルとしている。鉄道関係者によると、新幹線の最上級車両「グランクラス」は編成の東端で、5・6番線までは約450メートル、北側で最も遠い11番線だと約490メートルも離れるとみられる。地元経済界からは「最も高い料金を支払う乗客の席が一番遠い」との不満が出ている。

 新幹線ホームと在来線ホームを結ぶ連絡橋には、構造上の問題を指摘する声が後を絶たない。連絡橋は在来線の2~11番線の10本の線路をまたぐ形で設置される。利便性確保のため、動く歩道や、各ホームに降りるエスカレーターなどの乗り換え設備を求める声があり、JRの島田修社長も29日の5者協議後、報道陣に「(いずれも)技術的には実現できる」と明言した。

 ただ、長さ約70メートルの連絡橋は両端の柱2本で支える見通しで、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の関係者は「連絡橋自体が重い。さらに動く歩道などで重くなると、2本の柱で支えるのは構造的に難しい。動く歩道設置にも相当な費用がかかるはずだ」と疑問視する。

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