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リンゴやキウイで口がかゆくなる 口腔アレルギーの検査を

 <質問> 6歳の長男が果物を食べると口がピリピリし、かゆくなると言います。最初はキウイで言い出したのですが、よく聞くとリンゴでもかゆくなるそうです。どうしたらよいでしょうか。


 <回答> 症状は典型的な口腔(こうくう)アレルギー症候群で、果物によるアレルギー反応の一種です。食物摂取後15分以内に、唇や口の中のピリピリとした刺激感やかゆみ、のどがふさがるような感じなどが現れます。重症例ではじんましんやぜんそく、まれにはアナフィラキシーショックが出ることもあります。

 口腔アレルギー症候群は、花粉などに含まれるタンパク質と類似するタンパク質が含まれる果物や野菜を口にすることで起きる、口の中のアレルギー反応です。北海道に多いシラカバ花粉症は特に口腔アレルギー症候群を合併しやすく、シラカバ花粉症の40~50%が口腔アレルギー症候群を伴うという報告があります。

 診断の基本は詳細な問診で、だいだいは診断が可能です。しかし、果物によってはアレルギーと無関係な刺激感などが口に出ることもあるので、多くの場合検査を行います。最も信頼性が高い検査は、新鮮な果物や野菜による皮膚反応のテストとされます。その次に参考となるのは血液の抗体検査ですが、症状があっても血液反応が出なかったり、逆に血液反応が出てもアレルギーではないこともあるので、その解釈には注意が必要です。

 治療は症状を起こす果物を食べないことにつきますが、加熱品や加工品は大丈夫な場合も多く、一律に制限する必要はありません。果物は子どもの食において大きな楽しみの一つですから、それを尊重しつつも細心の配慮が重要でしょう。(瀬川雅史=のえる小児科院長)

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