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日ハム新球場、両候補地のイメージ図公表 地域の特色鮮明、当初の「派手さ」封印

 プロ野球北海道日本ハムの新球場を核としたボールパーク(BP)構想で、球団が北広島、札幌両市の候補地での建設を想定して描いたイメージ図が出そろった。球団は共通コンセプトに「自然との融和・融合」を掲げる一方、両候補地に描いた施設には明確な違いもある。最初に公表された大型ショッピングセンターやホテルが林立する図と比べると、両候補地のいずれの案も「派手さ」は封印された。

 両候補地のイメージ図は、きたひろしま総合運動公園予定地(北広島市)と道立真駒内公園(札幌市南区)に整備する場合を想定して作成。球団が2月に入り、両市での説明会で相次ぎ示した。いずれも採光用の透明樹脂製の屋根の球場を中心に据えた。敷地内が樹木の緑に包まれ、ホテルや温浴施設、保育園など子育て支援施設があるのも共通する。野球以外の楽しみを提供するため、バーベキューエリアや豪華キャンプ施設、親水空間も共通して描いた。

 球団が昨年6月末に公表した最初の図は、建設場所を想定せず、ショッピングモールのような大型商業施設も盛り込まれたが、両候補地の図には大型商業施設は造らず、商業機能を分散配置した。駐車場は北広島案は地上、真駒内案は地下を想定している。

 北広島案にのみ描かれた主な施設は、高級マンションと道内農産物の販売施設、市民球場。農産物の販売施設はBPに近接するJR新駅の整備を前提とし、新駅と球場を結ぶ遊歩道脇に配置されている。市民球場は北広島市の要望を受けて追加した。開発自由度が高い北広島ならではの案が盛り込まれた。

 一方、地元で反対論がある真駒内案では大がかりな施設を排し、「BPの機能を凝縮した」(球団幹部)。敷地に手を加える範囲を少なくしようと、球場の周りに施設を集めた。北広島案にはない主な施設は、シャワーを浴びたり着替えたりできるスポーツ拠点施設で、公園を利用する市民ランナーに配慮した。

 最初のイメージ図について球団は「今の本拠地・札幌ドームとの違いを感じてもらうための『大人のお絵かき』」とするが、イメージが独り歩きした面は否めない。新しいイメージ図の内容が浸透するかが、BP構想を地元住民が受け入れるかの鍵となりそうだ。(十亀敬介)

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