PR
PR

町に彩り 心弾む 「道新地域げんき大賞」に11団体

 地域に根ざし、未来を切り開く活動をしている人たちをたたえる2018年の「道新 地域げんき大賞」の、受賞団体が決まった。近く北海道新聞本社、各支社が贈呈式を行う。全11団体を紹介する。

■村の魅力 ネットで発信 神恵内村魅力創造研究会=後志管内神恵内村

 人口約900人と道内2番目に小さい村、後志管内神恵内村の魅力発信に力を注ぐ。フェイスブックで夕日や地元の風景、季節の行事、サクラマスなど旬の魚介類を紹介。道の駅でのイベント「前略 道の駅から」も続けている。

 20~30代の村民が中心となって2012年9月に立ち上げた。現在は会員24人。平均年齢は35歳で、職種は自営業、村職員、介護士、保育士などと多様だ。

 松本遊会長(40)は「活動が認められたことがうれしい。地域に貢献できる活動をしていきたい」と話している。

■農業女子 町産野菜PR WEAVE(ウィーブ)=空知管内由仁町

 ウィーブは2013年、空知管内由仁町の20、30代の女性農業者5人で発足した。現在の会員は15人で、町内の農家に嫁いだ若手女性を中心に、農業や地域について学んだり、交流したりしている。

 名称は英語で「編む」「織る」の意味。「丁寧に活動をつなぎたい」との思いを込めた。町内外での町産野菜販売や赤タマネギなど希少野菜を使った料理会、町産カボチャを使ったハロウィーンの催しを開くなどしている。

 大塚恵梨菜代表(33)は「PRして会員を増やし、由仁を盛り上げていきたい」と語る。

■若い発想 街の未来開く 恵み野商店会=恵庭市

 顧客満足度と共に、住民の幸福度を高める―。そんな理念の下、夏祭りなど地域住民向け行事を活発に開くほか、目抜き通りに計36のミニ庭園を整備するなど美しい街づくりを進める。

 誰もが住みたいと思う地域ブランドを築いて人口維持を図り、持続可能な商店街にする。11人中10人が30~40代という若手主体の理事会の考え方は、明快だ。

 10年前に15カ所あった空き店舗は現在6。小笠原剛会長(54)は「若手が指揮し、年配の店主が協力して支えてきた成果」といい、今後も若い発想力で商店街の未来を開いていく。

■アイヌ文化 担い手育成 札幌大学ウレシパクラブ=札幌市

 札幌大学のウレシパクラブはアイヌ文化の担い手育成を目的に、2010年4月に発足した。ウレシパはアイヌ語で「育て合い」の意味で、学生18人が所属。普段はアイヌ文化を学び、昨年の冬季アジア大会の採火式など各イベントで発信し続けている。

 毎年秋に学内で行っている「ウレシパ・フェスタ」は、音楽家の坂本龍一さんを招いたり、人気漫画「ゴールデンカムイ」特集を行ったりと、多彩な内容が一般市民から好評だ。代表の本田優子教授は「アイヌ文化復興の担い手を育てる拠点としたい」と話している。
※ウレシパの「シ」は小さい字

■古い建物と人をつなぐ 合同会社 箱バル不動産=函館市

 人口減が続く函館・西部地区の古い建物を再生・利活用し、歴史的な街並みを残す活動を行っている。

 不動産業、建築士など30代の4人が2015年6月に結成した。建物と、住みたい人や使いたい人を結ぶ。昨年12月には大正期の木造建築物を改修し、洋館風の複合商業施設「大三坂ビルヂング」に生まれ変わらせた。

 空き家などを利用した移住体験も実施し、地域の活性化に取り組む。蒲生寛之代表(34)は「使う人がいてこそ建物の良さが生きる。函館にある魅力あふれる『箱』と人をつなぐ活動を続けたい」と意気込む。

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る